商売に万能薬はない

おはようございます。朝です。
本日は、「商売に万能薬はない」がテーマです。
事業をしている人であれば、一度は
「どうやったらうまくいくんだろう?成功の法則はないのだろうか?」
と、ビジネスにおける成功法を模索した事があるのではないでしょうか。
成功ノウハウとか教材とかをお金を払って手に入れた事がある方もいるかもしれません。
しかし、実際はどうなのでしょうか?必ずうまくいく方法はこの世にあるのでしょうか。
それについて僕はこう考えます。

商売繁盛に共通解はなく、個別解がいくつかあるだけ。

商売に共通解はありません。
これはなぜかというと、誰が誰に何をいくらで提供しているかがそもそも全くバラバラだからです。
同じ業種でも価格帯が違えば方法は変わってきますし、ターゲットの性別でも違ってきますし、何を提供するかなんて何通りあるかわかりません。
これらを掛け合わした分だけのビジネスモデルがあって、それら全てに共通する具体的な解があるとは到底考えにくいです。
こんな例をあげてみます。

例1 不動産仲介業の5つの成功メソッド

こんなタイトルのコンテンツ。よくありそうなタイトルですが、そもそも不動産仲介業ってくくりいくらなんでも広すぎってもんです。業種は一緒でも都心と地方では違うでしょうし、ネットとリアルでも当然違ってきます。
例えば、女性不動産屋さんが女性客のためにセキュリティー万全の賃貸を提案する事に特化したお店だったら、防犯意識とか安全面からのアプローチになるでしょうし、
また、飲食店関係のテナントに特化した不動産屋さんなら、集客力とか商売的なアプローチになると思います。まさか、飲食テナント系で防犯セキュリティーを切り口に攻める人はいないと思います。

例2 ネットショップで繁盛店を作る方法

こんな感じのタイトルの本とかありそうですよね。
ECサイトでいうと共通のトレンドのようなものはあります。最近で言えばメディア化しようというのが全体の動きですが、では具体的にどうしていくのかは取り扱う商品によって異なってきます。動画メディアがいい商品もあれば、取材記事メディアが適したものもあります。
つまり、どんなビジネスにも対応できる具体的な万能薬はないという事なんです。

諦めるにはまだ早い

かといって諦めてしまうのはちょっと待ってください。
共通解こそありませんが、それぞれに個別の解があります。
大切なのはその個別の解を導くまでトライアンドエラーを繰り返す事なんです。
あれもやってみて、これもやってみて、ダメなら次、次!っていう感じですすめていくと、どこかで今までまったく開かなかったドアがスーッと開く瞬間があります。
それが、そのビジネスだけの解を見つけた瞬間です。
それも一通りではありません。いっぱいあるかもしれません。けど、もしかしたらないかもしれない。
とにかく試して続けるしかないんです。

やってはいけない事

やってはいけない事。
それは、成功法への依存です。
これをやってれば絶対うまくいくんだという盲信状態が一番危険です。
せっかくお金払ったのにもったいない!とか、これを失う状態は怖いかもしれませんが、ダメだと思ったらすぐ切り替えたほうが得策です。
時代の流れが速い今だからこそ、その見極めが何よりも重要です。

おまけ

ちょっとしたおまけ話ですが、
じつは、成功法には共通解はありませんが、失敗法には共通解があるんです。
これをやれば確実に失敗するね。という踏むとダメな地雷のようなものがあって、凄腕経営者たちはどちらかというとこっちの方を重要視して回避して、失敗する可能性をさげ、相対的に成功確率を上げているようです。
これは、あまり世には出回ってない小話ですので頭の片隅においておくといいかもしれません。
ですので、「私が失敗した10の原因」的なタイトルのコンテンツがあればお金を出す価値はありそうという事ですね。
おわり